30半ばで台湾留学

広告業界で働きまくって12年。日本を飛び出したい想いが抑えきれず、30代半ばでまさかの休職→台湾留学!

絶景を観るなら花蓮がオススメ 〜後編:花蓮の見どころ〜

台湾の東側、花蓮

海の絶景、山の絶景どちらも楽しめる場所です。

 

前回の記事で、

チャーターしたタクシーのオッチャン運転手についてお話ししましたが、

saya-i.hatenablog.com

 

今回はオッチャンのナイスな案内で回った、花蓮観光のお話。

海へ山へと、大自然に触れた充実した1日でした。

 

もくじ

 

  

七星潭

 

当日駅でオッチャンと合流し、どこへ行きたいかと聞かれました。

しかし「中横公路(後ほど登場します)」しか決めていなかったので、

それ以外はオッチャンの案内に任せることにしました。

 

「じゃあ花蓮に来たら最も綺麗な海を見るべきだ!」

といわれて連れて来てもらったのが「七星潭」という浜。

 

もうね、

文句なしに美しい!!!

七星潭の美しい海

七星潭の美しい海。水も真っ青!空も真っ青!

みてください、この青さ!

この写真、色補正していません。

浜が小石なせいか、波打ち際でも水が濁ることなく透き通ったブルー。

いままで生きてきて、こんなにも透明なブルーの海を見たのははじめてでした。

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崇徳海湾

 

七星潭で1時間ほどボーッとした後、

今度は「誰も知らない特別な場所に連れてってあげる」と

オッチャンの案内で、七星潭よりもさらに15分ほど進んだ先の海岸へ。

 

じつは七星潭は写真には写っていませんが、観光客が多かったのです。

それに対し「崇徳海湾」は

おそらく漁業関係の限られた人しか利用しないであろう場所。

 

タクシーが着いた瞬間「わたしここで売り飛ばされたりしないかしら」

なんて妄想してしまうくらい、

人影もなく雨ざらしの倉庫のようなものが1つだけある寂しい場所でした。

 

が、

絶景ってこういうことだ!

誰もいない花蓮の穴場ビーチ

誰もいない花蓮の穴場ビーチ。空が近い

どこまでもつづく七星潭と同じきれいな海。

それを独り占めです!

 

写真だとスケール感伝わりづらいですが、

実際も広すぎて遠近感狂います。笑

 

すぐ後ろに山。雲が近い!でも空が高い!

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清水断崖

 

その後また10分ほど車を走らせ

「ここも特別に美しい風景が見れる場所だよ」

といわれやってきたのが「清水断崖」

花蓮でも有名な絶景が望める清水断崖

花蓮でも有名な絶景が望める清水断崖

美しい海から切り立つ崖。

その崖の中腹にしがみつくように掘られた道路は

台湾の東側をぐるーっと台北までつなぎます。

たしかにこれは地震や台風で通行止めにもなりますねえ。

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布洛湾遊憩区

 

さて、海を満喫したあとはお昼ご飯。

食べたいものの希望などは聞かれず、有無を言わさずここに。笑

 

布洛湾という原住民の住む(んでいた?)地域だそうで。

原住民の昔の生活の展示がされています。

 

また、オッチャン曰く、この地域は桜が有名だそうです。

ここの桜の見頃は、なんと1月。

台湾がいかに温暖な場所かがわかりますね。

布洛湾遊憩区

布洛湾遊憩区の原住民の展示

 

そしてお昼ご飯。

まさかのメニューはカレーのみ。笑

いろんなカレーがありましたが、お味の方は・・・。

布洛湾遊憩区で食べたカレー。お味の方は・・・

山へ行くとなぜかカレー食べたくなりますが、

再びここを訪れてもおそらくこれは食べないでしょう・・・。

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中横公路(燕子口〜九曲洞〜長春祠)

 

腹ごしらえもすんだ後、

ついに、わたしがいちばん来たかった場所へ。

 

それがここ。

呼び名や地図の表示名などいろいろあって

この場所が正確にはなんと呼ぶのかわかりませんが・・・

中横公路という道だということは確かです。

 

この道は、険しい崖の中を通る道。

下を流れる川は、普段はとてもきれいなブルーですが、

この日は雨が降ったあとだったたので、鉛色に濁っています。

中横公路の断崖絶壁

中横公路の断崖絶壁

このように垂直に切り立った崖を掘ってつくられた道路なんです。

 

中横公路の断崖絶壁。人の手で掘られたトンネル

中横公路の断崖絶壁。人の手で掘られたトンネル

なんとこれ、全て人の手で掘ったらしいですよ・・・!!

途方も無いです。

 

建設工事自体もとても危険な作業だったとのことですが、

この道ができる前はもっと危険なルートしかなかったんです。

人の力ってすごい。

中横公路の断崖絶壁

中横公路の断崖絶壁

自然の力でつくられた絶景と

人の手でつくられた絶景が合わさった場所。

この景色を前に、感嘆の声しか出せませんでした。

 

オッチャンに道の入り口でタクシーを降ろされ、

一本道をひたすら進んだ終着地点で待っていてくれていました。

 

終着地点にある長春祠には、

工事(数ヶ月前にあった地震の影響でしょうか)のため近づけず。

中横公路の長春祠

この長春祠は中横公路の開通工事中の事故で亡くなった

200人以上の方を祀るために作られた祠です。 

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砂卡礑歩道

 

最後に「特別な場所だよ」と連れてこられました。

 

オッチャンの特別な場所はいったいいくつあるのよ!

と、とうとうツッコミました。

 

そしてこの砂卡礑歩道はのちに最も特別な思い出になるのでした・・・。

砂卡礑歩道の入り口。入り口のある橋の欄干も要チェック

まったく予備知識なく来た砂卡礑歩道。

 

オッチャンの早口中国語から、

中間の五間屋までは2kmで1時間、

終点の三間屋までいくと4kmで2時間かかる、

トレイルコースだということをかろうじて聞き取りましたが、

その「五間屋」と「三間屋」が何なのか、何があるのか全くわからず。

 

まあ行けばわかるだろう!とスタートです。

砂卡礑歩道

頭上すれすれの岩の隙間を行きます。

途中、真っ青な水の流れる大きな岩がゴロゴロしている川があったり、

たくさんの植物に囲まれて、

マイナスイオンを感じながら歩きます。

砂卡礑歩道の原生植物。ちょっとコワイ

うわぁ・・・!ってなった葉っぱ。

この一部だけがこの紫の葉っぱに占領されていました。

 

台湾の多種多様な原生植物の天国です。

 

途中、原住民のやっている売店があり、

ここがもしかして五間屋かしら?と思いつつ、

どんどん進みます。

 

どんどん進みます。

 

どんどん・・・五間屋らしき場所をすぎてから

人も少なくなり、だんだん不安になってきました。

 

これ、三間屋まで行って、もし何もなかったらどうしよう。

いやいや、せめて良い景色、よければ滝とかあったりしないかしら!

と自分を励ましつつ、

 

どんどん進みます。

 

そして2時間、4km歩いてついに!!!

砂卡礑歩道の最終地点「三間屋」

砂卡礑歩道の終点「三間屋」に到着です!

 

何も無ぇ!!!!

砂卡礑歩道の最終地点は何も無い!

ただの藪の中の道に突如として現れる終点を示す看板のみ。

むしろ今まで通って来た道の方が美しく楽しい景色!

 

ここを終点にした意味って・・・

まだ道はその先も続いているようだったので、

看板を見落としていたらどうなっていたんでしょう。

 

終点にあった地図。

砂卡礑歩道の地図

いや〜、歩きました。

そしてまた2時間かけて帰らなければです。

 

けれど道中は見たことのない植物ばかりだったり、

酸素の密度が濃い感じだったり。

特にアップダウンもないので、

都会の生活に疲れた心と体にはよいリフレッシュです。

 

と思うことにします。笑

 

終点にあるものに期待をする場所ではなく、

トレイルを楽しむ場所でした。

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帰宅

 

そんなこんなで長い1日をめいっぱい楽しんで、

夜8時の列車で台北へ戻ります。

運良く一番速い太魯閣號に乗れました。

 

ご飯時に台湾で列車に乗るなら台鐵弁当が定番です。

花蓮駅で買った台鐵弁当

改札の目の前のお弁当屋さんに売っていたのは1種類のみ。

たぶん豚。

 

お弁当食べて、ちょっとウトウトしたら

あっという間に台北に到着です。

 

 

いろいろあり、とっても長い1日でしたが、

総括すると、とっても充実した楽しい1日でした。

 

本来なら1泊して地元グルメも楽しみたかったですが、

花蓮は日帰りでも訪れる価値のありすぎる場所でした。

 

こんどは花蓮のリゾート(もあるよ)にでも

ゆっくり来たいものです。

 

 

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