30半ばで台湾留学

広告業界で働きまくって12年。日本を飛び出したい想いが抑えきれず、30代半ばでまさかの休職→台湾留学!

台湾北東部「宜蘭」に1泊2日トリップ〜1日目〜

台湾の北東部にある「宜蘭」

 

宜蘭は、まだどのガイドブックにもほとんど載っていない、

日本人にはあまり知られていない街です。

 

そんな宜蘭は、きれいな海と自然、美味しいご当地グルメ

たくさんある場所だと小耳にはさんだので、

週末を利用して1泊2日で旅行してきました。

 

ちなみに宜蘭は台北からはバスで1時間半ほどなので、

台北から日帰りも余裕です。

  

旅の足跡に沿って、まだまだ知られていない宜蘭の魅力を

少しだけですがご紹介。

 

ちなみに。 

1日目はルームメートと女子旅。

2日目は1人旅。 

 

 

宜蘭旅行1日目もくじ:

 

 

宜蘭の場所と台北からの行き方

 

宜蘭は台湾のこのあたり。

台湾地図。宜蘭はここ

見るたび思いますが、台湾ってミジンコみたいな形してますよね。

 

台湾の中央には高い山々が切り立っていて、

以前は台北から宜蘭へ行くには

ぐるりと北側の海岸線を大回りする必要がありました。

しかし2007年に山を横断するトンネルが開通してからは

とても行きやすくなりました。

 

宜蘭へ行くにはバスか電車ですが、バスが断然オススメです。

電車は海岸線をぐるりと大回りしますが、

バスは上記のトンネルを通るため

電車でいちばん速い太魯閣號と同じ乗車時間なのに

値段は半分ほどで、本数も多く、予約もいりません。

 

【バス】

MRT台北駅・圓山駅・市政府駅などから乗れます。

MRTの駅の側にある

「轉運站(MRTを表す「捷運站」とは違うので注意!)」がバス停です。

バス会社もいろいろありますが、

わたしが宜蘭に住む台湾っ子からおすすめされたのは

「首都之星」という運行会社。

本数も多く(だいたい10〜15分に1本)予約なしで乗れます。

 

現金で乗車券を買う場合は、

運行会社のカウンターで行き先を伝えて購入します。

乗車券と一緒に整理番号をもらい、その番号順に乗車します。

 

 

悠遊カードでも乗車可能です。

その際もまずカウンターに行き整理番号をもらいます。

整理番号を呼ばれたら、乗り込む時にカードをタッチするだけです。

 

【電車】

北側の海岸線を回るのが電車のルート。

MRTとは違い、「台鐵と呼ばれる在来線です。

早い順に「太魯閣號」「普悠瑪號」「自強號」「區間車」

「太魯閣號」「普悠瑪號」「自強號」は特急料金がかかります。

また台鐵のサイトや駅の窓口からチケットの予約・購入が可能です。

 

が、非常に予約が取りづらいです。

これがバスをおすすめする最大の理由です。

(電車好きなんで本当は車窓から海を眺めながら行きたいんですけどね・・・)

 

もし電車で行きたい方は早めに予約されることをおすすめします。

 

 

それでは実際にわたしが回ったルートの順にご紹介していきます。 

 

 

12:00「烏石港」

 

MRT圓山站に隣接する圓山轉運站からバスに乗り、ゆられること1時間半。

まず向かったのは宜蘭の少し北側「烏石港」という港。

goo.gl

 

目当ては新鮮な海鮮!

そして海!

 

この烏石港は漁港とヨットハーバーになっていて、

目の前の通り沿いには、ここで獲れた(じゃないものもあるけど)であろう

新鮮な海鮮料理のお店がたくさん。

 

このように、市場で買ったものをその場で料理してくれるところも。

宜蘭の近く烏石港。市場でなぜか床に並べられている魚介類。立派な伊勢海老?ロブスター?

なぜか通路に並べられた魚介たち。

 

朝はゆっくり家を出たので、烏石港にはちょうどお昼ごろ到着。

というわけで、まずは腹ごしらえ。

事前リサーチはしていなかったので適当なお店に入りましたが、

たぶんどこに入ってもメニューも味も大きくは変わらない気がします。

 

食べたものたち。

 

烏石港で食べた茹で海老烏石港で食べた刺身

初めて台湾で刺身を食べました。

サーモンとマグロ?鮮度よし。味はまあまあ。

 

烏石港で食べた謎の料理

このお店の特性メニューだそうで、

いろんな魚介を粉々にして包んで揚げた料理。

こちらもまずまず。

 

烏石港で食べた絶品つみれのスープ

このスープが美味しかったです!

いわゆるツミレですが、味がしっかりついた美味しいツミレでした。

味は2種類あり、スパイシーなのとあっさりめなの。

それを出汁の効いた優しいスープと共に。

 

他にも炒麵など計5品と飲み物で4人で1000元(3500円ほど)ちょっと。

やっすー。

 

入ったお店はこちら↓

goo.gl

  

また、今回は行きませんでしたが、

「蘭陽博物館」が漁港の目の前にあります。

ユニークな外観です。

展示は山、平原、海、時間(歴史?)などの

カテゴリーで分かれていて、おもしろそうです。

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13:30「外澳海水浴場」

 

腹ごしらえがすんだところで向かったのは、

漁港から徒歩15分ほどのところにある「外澳海水浴場」

宜蘭の外澳海水浴場。いい天気!

広過ぎてなんかもうよくわかりません。

晴れていたので気持ち良さMAX!

 

浜は色濃いめの砂で、水は透き通っていて、

どことなく房総半島の南部の海(すみません、地元です)に近い感じです。

宜蘭の外澳海水浴場。透き通った海

パラソルとテーブルと椅子がいくつも設置してあり、

誰でも自由に使えるようです。

地元の若者で賑わっていました。

 

今回は水着などの用意もなかったので、足をつける程度で終わりましたが、

ここの浜はサーフィンもできます。

すぐ横でホテル?を改装しているようなので、

完成したらまた来てみたい場所です。

海辺に泊まって、ゆっくり波と魚介を楽しむ

なんて台湾旅も良さそうです。

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16:00「阿宗芋冰城」

 

ビーチを堪能したあとは「頭城老街」へ移動します。

バスorタクシーが一般的だと思うのですが、

バスの時間がちょうどいいのがなかったので、無謀にも歩いて向かいました。

暑い日差しと高い湿度の中、海沿いの道を30分ほどテクテクと・・・

どことなしか沖縄に似ている道

道が草で浸食されてます。歩く人なんてほぼいないのでしょう・・・

 

そうして到着したのが頭城老街の

入り口あたりにある「阿宗芋冰城」。

 

頭城老街で必食といわれているのがコレ。

芋頭タロイモのアイスです。

阿宗芋冰城のアイス

芋頭タロイモ・紅豆(あずき)・鳳梨(パイナップル)

花生(ピーナツ)・桂圓(龍眼)・紫米

の6種類のフレーバーの中から好きなものを3つまで選べます。

3つバラバラでもいいし、もちろん3つ同じでもOK。

 

わたしが選んだのは芋頭・花生・鳳梨の3種類。

どれもタロイモがベースだからか、ねっとりむっちりみっちりとした

食べ応えのあるアイスでした。

けれど甘さ控えめでそれぞれの素材のやさしい味がします。

うん、確かにこれはおいしい。

甘いものが得意でないわたしでも、おいしく食べられました。

 

が、炎天下を30分歩いた後だったので、

コンディション的にはシャーベット系の方がよかったな・・・。

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16:30「頭城老街」

 

炎天下を歩いてきた体をアイスでクールダウンさせてから、

頭城老街を散策です。

頭城老街の地面のタイル

老街とは古い町並みが残っている地域のことをさします。

台湾にはとてもいい雰囲気の老街がたくさん。

 

この頭城老街は、他の老街に比べると、

「あれ?これだけ?」と思うかもしれません。

 

けれど古い建物をリノベーションして

いい感じのカフェや雑貨屋にしているところがあったり、

頭城老街

 

このようにストリートアート?で飾って

フォトスポットにしているところもあったり。

頭城老街

 

かと思えば、昔からずっとそこに住んでいる人々の生活が

ドアの隙間から顔をのぞかせていたり、

頭城老街

 

生活そのものがアートになっていたり。

頭城老街


朽ちて植物と一体化した家があったり。

頭城老街

 

じっくり見て行くと、整理されすぎていない感じが

とてもいい味を出していることに気づきます。

華やかさはないけれど、どこか落ち着けるそんな老街でした。

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散策中に突然の豪雨から避難したカフェもまた素敵でした。

日本式の平屋を利用した、畳敷のカフェ。

頭城老街

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19:00「羅東夜市」

 

そしてこの日最後に向かったのが「羅東夜市」

頭城老街から電車で30分ほど南下します。

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この旅最大の目的!と言っても過言ではない羅東夜市は

台北の夜市では食べられないご当地グルメの宝庫

 

羅東夜市のためにわたしはホテルをこの近くに取ったくらい、

行きたかった夜市です。

 

ここの夜市は公園に隣接するように比較的広い範囲に広がっていて、

奥に進むにつれて道幅も狭くなっていきます。

羅東夜市f:id:Saya_i:20190624013506j:plain

週末だったので、人・人・人。

けれどこんなに混雑しているのに台北の夜市よりも

人がトゲトゲしていない気がするのは地方ならではでしょうか。

 

この夜市には、たくさんのご当地小吃がありますが、

特に有名なのがこのあたりの特産三星葱」を使った料理。

この「三星葱」はドラマ「孤独のグルメ」の台湾篇にも登場します。

 

ネギをつかった料理もいろいろあります。

中でもわたしが絶対に食べて欲しいのが、三星葱餅です。

 

三星葱餅は、餃子の皮のような生地に、

これでもかってほどのネギを入れて揚げた食べ物。

 

ずっと見ていても飽きないプロの手つき。

コブシより少し大きいくらいの三星葱餅が次々と作られていきます。

美味しいものは作る姿も美しい。

羅東夜市羅東夜市

ネギがみっちり!!

ネギ好きにはたまりません。

 

この三星葱が普通のネギよりも

シャキシャキとした歯ごたえが強く、すっきりとした甘さ。

 

そしてこのお店の三星葱餅がまた特徴的。

ネギの布団にくるまれた牡蠣!!

 

春雨も入っていて、ネギと牡蠣の旨味を存分に吸っていました。

揚げているので重めかと思いきや、

皮は薄くサクサクとしていて意外にも軽い。

ビールが最高に合います。

ああ、もう一度食べたい・・・!

goo.gl

 

その他には夜市の定番「烤魷魚」イカ焼き)

今まで食べたイカ焼きの中でもトップクラスのおいしさ。

羅東夜市

いちど茹でたイカを焼くので、プリップリです。

 

そして肉、肉、肉!

羅東夜市

豚や鶏、鴨のさまざまな部位たち。とてもジューシー。

特にこの地方独自ってわけではないですが、

この「照り」の誘惑からは、まあ逃れられないですよ。

 

他にも食べたいものが色々ありましたが

お腹の容量も限界だったので、このあたりで帰路につきます。

 

わたしは夜市すぐそばのホテルへ。

ルームメートたちは羅東駅の東口側(夜市は西口側)にあるバス乗り場から台北へ。

 

 

そんなこんなで大満足の宜蘭旅行1日目は幕を閉じました。

(実はこのあとホテルのバーでひとり飲んでたりしますが)

 

宜蘭旅行といいつつ、1日目は宜蘭には一度も降り立っていません。

次の日のお楽しみ!ということで、宜蘭周辺を充分に満喫した1日目でした。

 

つづく!

 

 

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