簡体字で学んでいた私がノリだけで繁体字に変えた結果と、中国語学習アプリ
わたしは日本で2年ほど、週に1回
教室に通って中国語(=北京語=普通話)を勉強していました。
日本で学ぶ中国語は一般的に簡体字(簡略化された漢字)です。
そして、台湾で学んでいるのは華語。
物の名前や言い回しなど細かい違いはありますが、
おおまかには北京語と同じです。
ただ、大きな違いが文字。
台湾華語は繁体字なんです。
たとえば「聴く」という文字。
簡体字だと「听」
繁体字だと「聽」
・・書くのに3倍くらい時間かかります。
簡体字で中国語の勉強をしてきたわたしですが、
今回の台湾留学において、そんなに深く考えずに
繁体字での学習をはじめました。
そうして1ヶ月。
いまのところ
特に問題はありません!
ひと手間必要ですが。
書くのは圧倒的に簡体字の方が早いので、
授業中のメモなどは簡体字でしています。
テストや、提出する宿題のプリントなどは繁体字。
つい簡体字で書いてしまい、先生に赤入れられることもありますが、
まあ理解していることは伝わっていると思うので、ご愛嬌で。
また、教科書の本文は繁体字ですが、
簡体字と英語の表記もあるので、
この文字はこの文字、という見比べがしやすかったです。
ついでに英語の勉強にもなってます。
また、Plecoという辞書アプリがあるのですが、
このアプリがとても便利でした。
重い辞書など持ち歩かなくてもアプリの辞書で事足りてしまう。
しかも無料。なんて便利な時代になったのでしょう。
授業中の携帯操作を禁止されていたので(これは先生によるみたいです)
授業中にわからなかったことをメモしておいて休憩時間に調べたりしました。
とはいえ授業も進んでくると、ちょっと調べるくらいなら許されるような空気に。
わたしはPlecoとこちらの中日日中辞書を併用しています。
これは簡体字のみなので、
たとえばPlecoで調べて理解できなかったときは
Plecoで表示された簡体字を、中日日中辞書でさらに日本語訳にする
みたいな使い方。
そもそも言語に漢字を使っている日本人は基礎があるので
字体の違いはそこまで問題ではないと感じました。
他の国の子たちの方がずっと大変だと思います。
また、わたしの目的は会話ができるようになること。
つまりリスニング力とスピーキング力の向上だったので、
漢字の差はそこまで大きい問題ではありません。
中国語圏の人々はだいたいどちらも読めるそうなので、
あまり悩む必要はないかなと思います。
2週間もすれば慣れますし。
間違えて簡体字書いても、先生がちゃんと直してくれますし。笑
それよりも、
物の名前や言い回しなど細かな違いの方が
学習が進むにつれ、次第に気になるようになってきました。
言い回しが覚えたものと違うとか、
文法の使い方が微妙に違うとか。
間違ってないはずなのに×つけられたりとか。
(完全×ではなく、大陸はそうだけど台湾ではこう!みたいな)
まあでも
まだ簡単な単語をつなげてしゃべっているレベルのわたしは
影響が出るところまで達していない気もします・・・。
まずは「しゃべる」ということに慣れることが大事な段階なので、
複雑な文法は実際会話の中ではほとんど登場させられません。
そんなの考えてる間に会話が先に進んじゃいます。笑
あ、もちろん聞いたり読んだり書いたりする分には
文法は理解していた方がいいのは確かですよ。
あとは、逆に
大陸と台湾での言葉の違いが知れて
ますます「中国語」というものが面白く感じるようになりました。
というわけで、
今は簡体字で学んでいるけれど、台湾留学大丈夫かなあと躊躇している方。
留学の目的や語学レベルにもよるとは思いますが、
わたし的には、ひと手間あるけど問題ナシです!